いつのことだったか、お世話になっている保育園に新型コロナウイルス感染症に感染した園児が出ました。濃厚接触が疑われPCR検査を受けた他の園児たちは全員陰性。クラスターは免れました。あれから暫く経過した今でも、あの14日間のことは忘れません。何が大変って、仕事と家庭保育の両立がとっっってもしんどかったのです。精神的にハードモードで毎日詰んでた14日間を昇華すべく、ここに記録を残しておきます。
この記事の目的
この記事は感染者個人や保育園の特定を目的とした記事ではありません。あくまでもひとつのケーススタディとして、コロナウイルス感染症と同じ園に通っていた我が家の14日間の様子を時系列にまとめたものです。そのためリアルタイムではなく過去の状況となっており、直近で発生した場合とは自治体・保育園の対処が異なる可能性があります。
また登園先の保育園は自治体ルールの下、独自の判断で家庭保育を求める通知を出していました。これが他の園と同じではない可能性があることも事前に触れておきます。重ねての記載になりますが、感染症が蔓延する中、各所で様々な対処方法があろうと思いますが、今回の記事もひとつの事例として読み進めていただければ幸いです。
こどもが濃厚接触者になってからの14日間
濃厚接触から14日間は保育園に預けられない
濃厚接触者となったお子サマー。濃厚接触した日から14日間は、家庭保育での経過観察を求められました。わかりやすく要約すると、濃厚接触から14日間は自宅待機の上、体調変化がないか確認する必要があるということです。これは保育園児に関わらず、大人も同じルールのようです。
お子サマーは活発で、家庭保育できる大人しいタイプではありません。そんな子どもを相手にしながら仕事なんぞはできやしません。1分に何度も「カーチャン」「カーチャン」と声をかけられます。相手にしなければ声かけの度合いは更に増えますし、相手をする時間に反比例して仕事に集中できる時間が減っていきます。仕事と家庭保育の両立は無理です、無理無理。ほんと、地獄のような14日間でした。
そんな中、職場のみなさんにフルサポートしていただいて、なんとか乗り越えられました。この点、本当にありがたかった。いつか逆の立場になったら、わたしがみんなを支えよう。恩返ししたいと思っています。
時系列
いつかこんな日が来るんだろうなぁと思っていたけど、その日は急にやってきました。濃厚接触日からの様子を、保育園とわたしに分けて時系列を書いていきます。
0日目 | 保育園 | ふつうに保育(いわゆる濃厚接触に該当する日) |
わたし | ふつうにフルタイム勤務 | |
1日目 | 保育園 |
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わたし |
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2日目 | 保育園 | 開園 |
わたし | 週末だったので普通の生活を送る | |
3日目 | 保育園 |
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わたし |
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4日目 | 保育園 |
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わたし |
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5日目 | 保育園 | 行政指導に基づき臨時休業(3日目) |
わたし |
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6日目 | 保育園 |
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わたし |
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7日目 | 保育園 | とくに通知なし |
わたし | ちょっとした記念日であるも、何もできず。やむなし。 | |
8日目 | 保育園 | とくに通知なし |
わたし |
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9〜14日目 | 保育園 |
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わたし |
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15日目 | 保育園 | 全学年で通常保育を再開 |
わたし |
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コロナが間近となり、思うこと
振り返ってもあれは地獄だったと思います。お国のルール的には、家から出るな。こども的には、公園行きたい・お外で遊びたい。仕事的には、こどもに手がかかって全く何もできず評価に値することは一切なし、すみませんごめんなさいの連続。全般通して、精神的に病みそうでした。集中する時間がとれないので、唯一のストレス発散であるブログ更新も叶いません。
育児以外、なんにもできないの、ほんと。だけど仕事はまわってる。だからまわりに謝罪し、理解を求めて私以外の人に対応してもらうんです。自分が原因で起こしたことではなく、仕方のない感染症なのに、わたしは「ごめんなさい」と謝り続ける...。 最終的に保育園に預けている自分が悪いのかもしれない、仕事を辞めて家庭保育しかないのかもしれないと、自分で自分を追い詰めました。今となってはその考えはアホだなーと思うけど、当時は短期で病んでいたのかもしれません。
子どもとわたしは基礎疾患はなさそうですし、年齢的にも統計上はコロナに羅漢してもそんなに影響はないだろうと理解しています。だから新型コロナウイルスに対し、現時点ではそこまで恐怖は持ち合わせていません。
しかし、濃厚接触疑いで受けたPCR検査は陰性だった我が家でさえ14日間も家庭保育を言い渡されました。何にもできなくても、お上の決めたことだから仕方がありません。仕方ないけれど、この間は家庭も仕事もほぼストップです。これじゃあ経済活動そのものが止まってしまうわ。
この14日間、わたしに限っては精神的にも体力的にもギリギリでした。もう繰り返したくない出来事です。新型コロナウイルスのワクチンが開発されたら、何度でも接種します。大人なので自宅待機も家庭保育も行うけれど、ワクチンで解決できるなら何度でも打ちに行こうと思います。
ということで、この経験から得たのは「コロナ濃厚接触疑いで14日間の自宅待機はしんどい」です。PCR検査の陰性は喜んだものの、カーチャンは精神的に、お子サマーは体力を持て余してしんどかったなぁ。早いところ感染が収まり、ワクチン開発が進んで欲しいものです。
終わり。