2022年のゴールデンウィークは、地元北海道に帰省していました。実に4年ぶりの実家であります。わたしには妹がふたりがいて、それぞれの家庭に子どもが産まれまして、ふだんから実家は託児所と化しております。案の定、実家はゴッチャゴチャでした。
しばらくの滞在を経て、南の島に帰ってきた翌日のこと。お子サマーが「いとこに会いたい」というのです。「ばあちゃんちがいい。ひとりで遊ぶのはさびしい」と。この言葉に、わたしは頭を抱えました。
2019年6月に前述の通り、わたしはひとりではなく、せめてふたりは子どもが欲しいと思っていました。ただ、それを言い出せない日々が長引き、時は流れ、いつしかわたしも40代に入り、41歳になり、まもなく42歳を迎えようとしています。
育児という連続する日常の中で、
- 二人目が欲しいけれど、子作りは1mmたりともしていない現実
- 40代になった現実
- 育児していく中で見えてきたお子サマーの性格
- 育児で直面したカーチャンの性格
- トーチャンの性格
- 近隣に頼れる親戚がいない中での共働き家庭
- 将来的な金銭的な課題感
を考えると、ひとりで十分なのではないかと思うようになりました。中でも影響が大きかったのは年齢的なところとわたしの性格かもしれません。
今回の実家帰省で見えたのは、お子サマーは同年代と遊ぶ時間がとても楽しいということです。自宅ではいつも子どもひとりなので、それがつまらないという様子は全然わからなかったのだけど、実家に連れ帰って近しい年齢のいとこ同士で遊んでいる様子はなんとも生き生きとしたものでした。
その時間が相当楽しかったのでしょう。それで「ばあちゃんちがいい。ひとりで遊ぶのはさびしい」という言葉が出たのだと思います。これには抉られる思いがしました。「さみしいよね。本当はカーチャンもきょうだいを作ってあげたかったけれど、それができなかったんだ。ごめんね」と謝るしかできませんでした。対して、「わかったよ〜」とお子サマー。
夜、寝るときにもう一度、謝ったら「さっきも車の中で謝ったでしょ!」とお子サマーにツッコミを入れられたので、この件はもう終わらせようとこちらに吐き出します。