昨年、初期の腎不全だと診断されていたお犬サマー。この2週間、お犬サマーの調子が変わったように思ったので獣医に伝えたところ、「腎不全の終末期ですね」と判断されました。
現在、2週に1度の皮下点滴を受けに行っているお犬サマー。通院の度に調子を確認されていたのですが、毎回「特に変わりはないですね」を繰り返し、体重は4.0〜4.2kgのあたりをずっとウロウロしていました。
最近気付いたんです、トイレのオシッコシートが軽くなったことを。腎不全と診断される直前・直後はトイレのシートがずっしりと重たかったのも印象的です。ですが、最近は腎不全になる前と変わらない重さです。つい最近と比べても、お水を飲む量が減ったように思いました。
また、この2週間は食いムラが大きく、腎臓機能に負担の少ないドライフードを食べなくなり、1日1食以下ということも続いています。奥の手のささみふりかけ(あまり体にはよろしくないであろうことは理解しつつ、食事を優先させるために取り入れている)も効果がなく…
それでいて人間の食べる白いごはんやお肉類には反応するので、食欲が落ちているのではなく、グルメ犬になっただけでは?と錯覚しそうになり。でも、それって、人間の現実逃避なんだよなぁ。背中を撫でると、少し前と比べて骨のゴツゴツ感が伝わってくるんだもの。抱き上げると、心なしか軽くなっている様な気もして。ああ、これは食事を取らないことで体重が減ったのだろうなと思いました。
今日は定期の皮下点滴の日でした。そこで獣医さんに
- おしっこの量が減った
- 飲む水の量が減った
- ドライフードを食べない
と伝えました。すると「腎不全の終末期ですね」と告げられました。そうだろうな、と思っていました。お水を飲む量が減り、オシッコも少なくなる、というのは以前獣医さんから聞いていたのです。体重を測ると前回より200〜300g減って、3.8kgほどでした。おいお犬サマー、3.8kgなんてうちに来る前のやせっぽっちだった頃の数字じゃないか。
獣医さんは続けます。
- 血液検査をすればより詳しい状況はわかるけれど、検査をしても腎不全は治る病気ではない
- 体に負担をかけるくらいなら検査をせず、経過を見ながら投薬で対処が良いと思う
- 皮下点滴の頻度を10日に1回または1週間に1回に増やす
方針としては、わたしもその方向で良いと思います。完治する病気ではないし、老化による発病なのでもう血液検査をしてもあまり意味がないと思うのです。加えて投薬といっても積極的な延命ではなく、本人が苦しまない程度のほどよい投薬でよいと思っています。病気の進行を遅らせる薬とか、吐き気止めくらいので。よっぽど具合が悪いのか、夜中の知らぬ間に吐いてたりするので、皮下点滴の通院頻度を増やすことにしました。
帰り際、獣医さんに「ドライフードに野菜やお肉の茹で汁を混ぜてもよいか」と確認しました。「それがいいでしょう。腎不全の末期ですし、腎臓に負担をかけないことを考えるよりも、食べて元気を出してもらう方が優先です」と答えてくれました。また「食欲を出す薬もあります。その薬を飲めば、かなり食いつきが良くなります」とのことでしたが、そちらは一旦断りました。ドーピング的な投薬はただの一時凌ぎな気がして。
帰宅後、車の中でお犬サマーを膝に乗せながら泣きました。この重さと温もりを感じられるのはいつまでだろう。