本日は、わたしが20代の頃から付き添いをしてくれているお犬サマーのお話。
少し前のこと。お犬サマーのおしっこシートの交換時、「用済みのシートがやけに重たいなぁ、おしっこしまくってるなぁ」と思っていました。そして「そういえば最近やたら水の減りが早い気がするなぁ」と観察していたら、同じタイミングでトーチャンからも同じ指摘を受けました。それでね、いつもと様子が違うことが明らかだぞと思って病院へ連れて行ったんです。
血液検査の結果、腎不全の初期症状だと診断されました。わたしも老化現象が始まっているけれど、お犬サマーだってそりゃあ老化現象が出るはずです。なんせ14歳と半年ですから。顔つきはベビーフェイスだけれど、よく見ると眉毛や背中に白髪が混じる、立派なおじいなんです。
最初に腎不全と聞いた時「腎臓ということはああもう治らないな」と理解して、あとはゆるゆるとやってくる死を迎え入れるのだと思いました。そうはいっても気持ちの整理がつかない面もあり、数日気落ちして。これまで北海道から沖縄まで連れまわし、どこにいくにも一緒だったのに、ここ最近は育児中心の生活で。犬の老化が進むタイミングと子どもの育児期ががっつり重なってしまい、全然かまってあげられていない現状を申し訳なく思ったりもしています。
健康を考え与えていたシニア用ペットフードも、今振り返ると、食いつきが悪くなった時期がありました。人間は年を追うごとに体に合った食事を求めるようになりますが、もしかするとお犬サマーも体に合う食事を求めていたのかもしれません。腎臓サポートのドッグフードを食べさせてみたところ、めっちゃ食いつきが良かったです。
腎不全の初期と診断されてから、定期通院して生理食塩水を皮下点滴しています。毎週のスケジュール的にもコスト的にも負担が増えましたが、10年以上寄り添ってくれているお犬サマーに対してのせめてもの恩返しをさせてもらいたいと思っています。
でね、これからどんどん体力がなくなっていくだろうから、歯石も取っておこうと予約を入れていたんです。だけど、今日病院に連れて行ったら、院長から「この血液検査の結果だと、スケールはやめておきましょう」とすすめられて。そこまで悪いんかい!ってちょっと落ち込んだよね。口臭が気になった時用に犬用イソジン的な薬と、頓服っぽい抗生物質をいただいて帰ってきました。
余命は個体差が大きいらしく、5日なのか2年なのかわからないそうです。まあ、そういうもんだよね。なので体調に合わせつつ、もう少しわたしのお付きの犬をしてもらいましょう。
ちなみにお犬サマー本人は、ケロッとした顔でフツーに生きてるんだよねぇ。リンゴの皮を剥いてると「ちょっと!早く!ぼくにもちょうだい!!」といった様子でウロウロし、足元に飛びついてアプローチしてくるぐらい元気なんだなぁ。とはいえ毎週体重が落ちていることは、病院の計量で確認しているんだなぁ。動物だから、体の調子が悪くてもピンピンして見せるんだろうね。