仕事終わりに夕飯(という名のつまみ)を作っていると、ご主人サマーが帰宅。開口一番に
「妊娠してるの?」
と聞かれる。一瞬、週末に飲み会が入っていてその場であれこれバラされたら嫌だなぁと思いつつ、しかし否定するほどのことでもないとも思い、
「月曜日に糸数さんで見てもらって、いま6週くらいだって」
と伝える。するとご主人サマーは近づいてきて、調理中のあたしのお腹をポンポンしながら
「お〜!」
と笑っている。そのお腹の出っ張りは単なるビールっ腹です、申し訳ございません。ともかく嬉しそうな笑顔でよかった。妊娠しているの?と聞いたのか、質問してみた。最近お酒を飲まないから、という回答。毎日ノンアルですからね。
ともかく、すぐに伝えたかったものの、あなたの性格上ペラペラ言い回るのが目に見えたから、日曜になるまで言いたくなかったことを伝えた。言わないにしろ、散々ビールばかり飲んできたあたしがビールを飲まないのはおかしい、と突っ込まれることを予想して
「肩先生(鎖骨の主治医)から禁酒令が出たことにしよう」
という、もはやほぼ治りかかっているような骨折ネタを無理矢理引っ張ってくることになった。あたし的にはあまりノリ気ではなかったが、今後酒場放浪するたびに質問されるであろうご主人サマーが説明しやすいなら、それでいいか、と。
かくして、ご主人サマーにも情報共有できたことで、少し気が緩んだのか。このあたりから眠気+空腹時に具合が悪くなることが多くなった。