5年生存率を上げるブログ

病室の有料冷蔵庫を使うのかい、使わないのかい、どっちなんだい?

2023年7月11日

水分をとるひよこのイラスト

先日、スキルス胃がんで胃全摘したユッキーです。

入院中は24時間フルで自分だけのことを考えていればよかったのですが、それはつまり、時間が有り余っていたのだと思います。この当時、ボーッと考えていたことがあります。それは水分補給のためのペットボトル飲料のあり方です。わたし的には冷たいほうがおいしく感じるので、病室の冷蔵庫を使うか使わないかをずっと検討していました。病室に置かれた冷蔵庫は有料ですから、無闇に使うわけにはいきません。

そこで、1日に消費するペットボトルの本数を数えて、冷蔵庫を使うメリットを検討してみました。(こんなこと考えるなんて、当時はとっても暇だったんだと思います…)

冷蔵庫の使用料金

わたしの病室に設置された冷蔵庫は、1枚1000円のテレビカードで稼働させることができます。ネットで「入院先の病院名+テレビ」などのキーワードで検索したり、一応病室にある案内も確認してみたのですが、テレビカード1枚で何分冷却できるのかはパッとすぐに分からなそうでした。

そこで世間一般的な数値を探してみようと、他院の事例を検索。すると県外の病院で「テレビカード1枚で24時間使用可能」というケースがいくつかヒットしました。これを正としたならば、冷蔵庫は1000円÷24時間=1時間あたり41円ほどのお金がかかることになります。

ペットボトル1本あたりの料金

入院していた病棟の自販機では、お茶が170円で販売されていました。ちょっと高いかも…と思ったので、病院併設のコンビニにも行ってみることに。コンビニではプライベートブランドのお茶が108円で売られていました。自販機とコンビニの差額は60円くらいです。

ちなみに、1日に消費するペットボトルの数は平均すると2本、1000〜1200mlほど飲んでいる計算になります。つまり自販機とコンビニの差額は最大で120円くらいと仮定します。

1本あたりの価格を計算

上記の冷蔵庫仮説価格や自販機・コンビニでのお茶販売価格をもとに、1本あたりのお茶代を出してみました。こちらは入院先の冷蔵庫料金を見つけられなかったため、ネットで見た事例(24時間1000円)を仮としての想定金額です。

▼24時間フル稼働させた場合

まずは24時間冷蔵庫をフル稼働させた時の単価を計算してみました。1本あたりコンビニだと608円、自販機だと670円という計算となりました。結構な価格ですよね、これ。

冷房庫 お茶の購入先 合計 1本あたり
使う(1000円) 自販機(170円×2本=340円) 1340円 670円/本
使わない 自販機(170円×2本=340円) 340円 170円/本
使う(1000円) コンビニ(108円×2本=216円) 1216円 608円/本
使わない コンビニ(108円×2本=216円) 216円 108円/本

▼寝ている8時間は停止させる場合

次に、冷蔵庫のオンオフが可能だった場合、寝ている時間の冷却を止めたとして単価を見立てることに。24時間稼働時よりも単価は下がりましたが、それでも1本あたりコンビニだと436円ですが、自販機だと498円とほぼワンコインです。

冷房庫 お茶の購入先 合計 1本あたり
使う(16時時間×41円=656円) 自販機(170円×2本=340円) 996円 498円/本
使わない 自販機(170円×2本=340円) 340円 170円/本
使う(16時時間×41円=656円) コンビニ(108円×2本=216円) 872円 436円/本
使わない コンビニ(108円×2本=216円) 216円 108円/本

結局、どうしたかというと…

この記事のために表を組んで計算してみたのですが、実際のところは計算しなくても「冷蔵庫は高いな」とすぐに気付いていました…

そしてコンビニと自販機の価格差も気になったので、一度だけコンビニで買ってみたのですが、正直なところコンビニPBブランドのお茶よりも自販機の方の味が好みでした。

そんなわけでお値段と味、この2つの要素から、入院期間中のほとんどは自販機のペットボトルを購入して過ごしました。

手元のペットボトルが空になったら自販機へ向かって購入すれば、冷たい飲み物をほぼ常に手元に置けます。リハビリの理学療法士さんや看護師さんから「早く回復するためにも、いっぱい動いてね」と言われていたので、自販機まで往復するのもリハビリのうちだと考えて動き回っていました。

もしかすると産科や整形外科だと、食べ物が自由で冷蔵庫を使ったりするのかも。でも消化器の外科手術で食べ物は100%管理されている患者でしたから、病室の冷蔵庫を稼働させるとしてもペットボトル飲料くらいのものです。であれば自販機なら常に冷たい飲み物がありますし、病室の冷蔵庫を稼働させるのは庶民的な行為じゃないな〜と考えながら過ごしていました。
終わり。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ユッキー

北海道出身の沖縄移住ブロガー。食べ飲み歩きブログ「毎日ビール.jp」や、雑記ブログ「毎日ノンアル.net」を運営中。1匹&1児のカーチャン。2023年からスキルス胃がんサバイバーとして「5年生存率を上げるブログ」を開始。

-5年生存率を上げるブログ