生き返ったのでザッと書きます。
先週、抗がん剤の点滴を受けました。点滴の抗がん剤は2回目ですが、やってきた副作用がとてもツラくてキツかったです。
これ、「この症状がツラい」とか「こんなことがあってキツい」とか、特定の状態を指し示すことができないんですよね。たとえば頭痛を感じるから頭痛薬を飲むとか、お腹が痛むから薬を飲んで湯たんぽで温めるとか。そう対処できる痛み・ツラさとは全く種類が異なります。
これは経験しないと理解できないと思います。体内のがん細胞をやっつけるために毒薬とも呼ばれる抗がん剤を体に流し込み、がん細胞だけでなく正常な細胞までやっつけているわけです。毒を以て毒を制すなんてフツーに生きててやらんでしょうから、毒薬を流し込んだ後にどうなるかなんて、身をもってわかるはずがありません。
わたしの場合、副作用が出ている間は、ただ息をしているだけ、ただ起き上がるだけ、たったそれだけのことがとてつもなくしんどかったです。
その状態で普段通りの生活を送らねばなりません。今回のケースだと、たとえばお子サマーのお迎えだとか、習いごとだとか、学校行事だとか。屋外で行われた行事の送り→見守り→迎え→帰宅、これがほんっとにキツくて白目剥くレベルで。あの日は帰宅後にベッドにドサッと倒れ込みました。お犬サマーの通院も息を上げながら向かったなぁ。
今回の副作用は炭水化物と油物を取り入れるとダメっぽくて、ちょっとの量でも吐きそうだったんですよね。それで後半は食事がめんどくて絶食していました。そんな中でもお子サマーの食事を作らねばならず。炊飯の湯気に敏感になったり、鶏肉臭さに吐き気をもよおしたり。悪阻や二日酔いに近いかもしれません。我が家は時々食材宅配を使っているのですが、鶏肉がめちゃくちゃ臭くて、これを機に鞍替えすることにしました。
副作用が出ている間に話題となったジャニーズがどーだとか、タレントがどーだとか、スポンサー企業がどーだとか、犬系彼女がどーだとか。世の中の流れなんてどーでもよくって。「副作用、早く抜けてくれ!」という気持ちを超絶優先しながら無になっていました。SNSに流れてくるグルメ画像も、副作用の吐き気にかき消されちゃったなー。
あ。残念ながらヘヴィーな検索はしなかったので、スクショも取れずでした。これをしなかったということは、6月の点滴と比べると多少マシだったみたいです。ヘヴィーな検索クエリの履歴、押さえたかったなぁー。
1日に数回、Twitterとインスタに吐露していましたが、反応しにくい投稿にリアクションくれた皆さん、ありがとうございました。もう副作用が抜けたので大丈夫なのだと思います。