先日、スキルス胃がんで胃全摘したユッキーです。
スキルス胃がん闘病記内の「胃全摘の手術入院【体験記】」では、スキルス胃がんで胃全摘の手術を行った入院について、わたしの体験ベースで綴ります。今回は術後3日目の朝、目が覚めて起き上がっても急に平気になっていた日の様子です。
朝、目覚めて「イケる」と思った
術後3日目。目覚めた瞬間、体調不良感がグッと落ち着いた気がしました。いますぐ動き出しても全然平気そうで、言葉では表しにくい体の変化です。あ、これはイケるわ。そう思って起き上がってみると、実際、貧血を起こさなかったし、体調が回復してきていると実感しました。
一日中ほぼ寝たきりだった前日までと異なり、術後3日目は調子がすこぶるよさそうです。背中の痛みをどうにかしたい一心で、無理のない範囲で積極的に動いてみようと思いました。まずは歯磨きと洗顔を済ませ、その後、水無しシャンプーと体拭き取りシートで体を清潔にしてみました。スッキリして気持ちがよかったなぁ〜。
ブログを気に掛ける元気が出たので、このまま2記事ほどサクサクと書き上げます。この日リハビリを担当してくれた理学療法士からも「全然動けないって聞いてたのに、めちゃくちゃ動きますね!」と驚かれました。そうなんです、わたしも前日からの変わりっぷりに驚いてます。笑 こんな調子で、夜まで横にならず昼寝もせずに過ごしました。
お水が解禁された
術後3日目にして、お水が解禁されました。食道と小腸を繋げた手術から、まだ3日しか経っていません。まだちょっと怖い気がします。なので、本当に少しだけ飲んでみました。点滴で水分を摂っているので特段の感動はなかったけれど、飲むときに空気を一緒に飲み込まないよう気をつけないといけない気がして、それはそれで大変でした。
お水を飲み始めたせいか、夕方くらいから喉の奥に何かの気配を感じます。ガリのようなほんのり甘酸っぱい風味の何か。それに気付いてしまってから、吐き気を催しました。胃は取ってるから小腸の液または胆汁でしょうか… これは夜通し続き、うっすらと苦しみました。
管が2つ外れて少しだけ身軽に
朝、背中の麻酔が外されました。その後、尿管ステントも抜かれ、自分でトイレに行けるようになりました。4日振りのトイレです。トイレが自由になった代わりに、用を足すたびにおしっこの量を計測してメモるタスクが増えました。この日だけで管が2つも減ってスッキリ動きやすくなって喜びました。自由って素晴らしい。
シャワーに入った
いろんな管が外れ始めたおかげで、シャワーの許可が出ました。さっそく入ると、1000くらい髪の毛が抜けました。ただでさえ少ない毛髪がぁぁぁぁ。なんなら下の毛も大量に抜けたけど、シャワーでほんっとすっきりしました。言葉通り、まさしく命の洗濯。さっぱりして「生き返った〜!」と思いました。
家族や友達などに連絡を飛ばす
身体的にも精神的にもだいぶ元気になったので、友達や仕事関係に連絡を入れまくりました。夜中2時前に金谷さんからもDMをいただき、ありがたい気持ちでいっぱいに。こういう、ちょっとした金谷さんのお人柄が本当に好きです。もちろんお友達とのLINEのやりとりや、気にかけていただく声が回復力に繋がるような気持ちになるのも実感しました。