産後のカーチャン

産後の痔が痛い!便秘&出血でまた消耗してるの。

産後におしりから出血!痔リターンズ!

産後、体が痛いです。出産直後からどこかしらが痛くて、毎日MP(メンタルポイント)をすり減らしてます。本日は、多数ある痛みの中から、最強の敵である「痔」について。Oh 痔ーザス!!

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痔主としての振り返り。

痔主としての頭角を表したのは、いつのことか。かれこれ10年以上前から、おしりから血が出る経験をしていると思います。25才くらいの時かな、用を足す前におしりからの血で便器が真っ赤に染まり、「ああ、これは死ぬんじゃないかな」と思ったのは...

その何年か後に病院に行きまして「慢性的な切れ痔だねー」とお医者さんに言われました。はい、レッコウです。漢字だと裂肛って書くんだよ。見るからに痛いね!詳細は以下。

あれから2年と数ヶ月。冬が来てもおしりは痛まないし、出血することもなかったんです、出産するまでは。

 

妊娠中の便秘にも耐えた、我が切れ痔。

あれは妊娠初期の頃、お子サマーが数センチだった時にも、これまたひどい便秘に悩まされていました。

まるで粘土のように詰まって出てこない。チチヤスヨーグルトを食べても便秘は改善されません。ホルモンの影響で仕方がないとは言え、妊娠中の便秘はほんっとストレスでした。

便秘で一番怖いのは切れ痔の再発です。毎度「今回だけは切れずによろしく!」と祈りながら踏ん張ってました。そのお陰なのか、粘土のように詰まってる便秘にも耐えてくれ、妊娠中は大きな問題にはならなかったんです。

でも、出産を機に大きく状況が変わります...

 

しかし、出産のいきみで肛門サマーが大変なことに。

出産時に陣痛室で付き添ってくれた助産師さんが、我が肛門サマーの状態について教えてくれました。「お産のいきみで、どうしてもおしりが、その、花開くというか、女性はどうしても、そういう感じになっちゃうから、ね」と。助産師さんの優しいお言葉をわかりやすく訳すると「痔が悪化してる!めっちゃ悪化してるよ!」ってことですね。

出産の時は「うんちするように踏ん張って」と言われるので、きばりまくるわけですよ。まるで便秘の粘土うんこを外に出すかのごとく... それを延々何時間もやってるんです。痔の患者になると、トイレで長時間踏ん張るなって言われるのに、お産では何時間も踏ん張るんです。真逆のことやってるよ。そりゃー痔も悪化するわ!

子どもを世に産み出すため痔にもなってるのに、数年後やってくるであろうお子サマーの反抗期にはババア呼ばわりされちゃうんだろうな。ああなんて悲ピーことか!

 

産後はお通じが悪くなりがち。その原因。

出産後、お腹の調子は妊娠前に戻るだろうと思ってました。妊娠によるホルモン変化も戻るだろうし、内臓を圧迫していた胎盤・胎児も外に出るし、きっと体も本調子に戻るでしょう、と。しかし、それは期待外れでした。産後は産後で便秘に悩まされるんです。

産後、便秘になる原因はいくつか考えられるそうです。

  • 水分不足(母乳を出すため、体の水分が不足がち)
  • 運動不足
  • 肛門括約筋の機能が弱まる
  • 生活リズムの変化(赤ちゃん中心の生活に)
  • 食生活の乱れ(食べる暇がない、食が偏る)
  • 会陰切開した傷口が痛くて排泄が怖い    ・・・などなど。

あたしは水分不足と食生活の乱れを感じていたので、積極的に水分をとり、野菜も食べるようにしてました。でも食物繊維をたっぷりとれる食事なんて、不慣れな育児をしながらじゃ無理だわ。買い出しはできないし、調理してる最中に泣き出すし、そもそも調理する時間があるなら寝てたい!あと、会陰切開の縫合部分が裂けないか怖くて踏ん張れないってのもよくわかるわ。

便秘が続くと、力んで排泄しようとするので、肛門サマーの負担が大きくなります。これにより、痔が悪化するという悪循環に突入です。加えて、便秘のせいなのか排泄の際に子宮も痛みます。これ、よくわからん痛みで、やたら怖い。子宮と直腸は皮一枚の距離しか離れてないと聞くので、産後の回復期の子宮にカッチカチの便秘うんこが皮ごしにぶつかって痛かったんじゃまいか...(シロウトの想像)。そんなん、めっちゃ痛いだろー。ああ、便秘怖い。

 

仕方ないので、下剤を処方してもらう。

便秘による踏ん張りを避けるため、産院でお薬を処方してもらうことにしました。ラキソベロン(ピコスルファート)という下剤です。これでお腹の調子を整えます。

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このラキソベロンって下剤は、浣腸ではなく経口投与するお薬です。産院から処方されるくらいだから大丈夫だろ、と特に心配せずに服用しました。後から調べたら、妊娠中や授乳中でも影響が少ないものらしい。妊娠初期の便秘がひどかった時にも出してもらえば良かった。

ラキソベロンを処方された時、飲み方についての説明書きも手渡されました。この説明書きによると、成人はコップ半量〜1杯のお水に10〜15適を滴下して服用せよ、とのこと。病院からは1日1回12〜15滴と手書きで書かれてるけど、下剤怖くて10滴しか入れなかったら反応が悪かったような...

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ちなみに、このラキソベロンを飲むと12〜15時間ほど後に便意を催します。変な時間に飲むと変な時間に催すので、うまいこと時間調整した方が良さそうです。

 

しかし、時すでに遅し。大出血オワタ\(^o^)/

しかし、事態は急変します。病院からの下剤も既に遅かったようです。出産から10日経過したあたりから、おしりの様子がとても酷くなりました。下剤を飲んでも切れるものは切れるんです。お腹の調子を整えるとか悠長なことは言ってられなかった!

患部が切れるととっても痛いです。痛いけれど、清潔感を保つためにウォシュレットで洗いたいんです。でも、洗うと傷に水が当たって痛いんです。しかも、ご主人サマーは強にしてやがるんです!こちとら弱でも痛いってーのによぉぉぉ、喧嘩売ってんのかああん!?と無駄に怒りが湧きますが、痛くてメンタルが折れまくって怒りどころじゃありません。

トイレの中で5分ほど悶絶しながら、痛みが和らぐのを待ちます。その後、立ち上がると便器は真っ赤。通常目にしない光景を見るだけで、心って簡単に折れるもんなのです。肛門サマーは痛いし、血は出るし、自然治癒じゃ完治しないってわかってるだけにメンタル折れっぱなし。ポッキポキやで。

 

肛門科に行きたい。でも、そんな簡単に行けない。

この頃になると、普段の生活もキレッキレで過ごすことが増えました。切れるのは肛門サマーだけじゃなく、ちょっとしたことでご主人サマーにもキレまくり。ストレスの根源はおしりの出血、八つ当たりの理由はそれ以外の何物でもありません。

明らかにストレスを抱えているように見えたのでしょう、気を使ったご主人サマーが「僕がお子サマーを見てるから、ゆきちゃんも飲みに行ってくればいいよ」と言ってくれました。外に出てストレス発散してこい、とね。八つ当たりされてるのになんて優しいご主人サマーでしょう。

でも、お子サマーの面倒や家にこもりっきりでストレスだとか、そういうのじゃないんです。産後の痔の悪化およびおしりからの大出血でメンタル崩壊してキレッキレなんです。いま一番行きたいところ?肛門科だよ!!リアルにそんな返事をしました。あんた全然わかってない、こちとら酒とか飲んでる場合じゃねーんだぞ、って思いながら。

とはいえ、新生児抱えて気軽に病院など行けるはずありません。いつ腹減ったと泣きわめくかわからん、いつおむつ交換が発生するかわからん、そんな生き物を抱えてさくっと外出なんてできませんて。ご主人サマーが家でお子サマーの面倒を見てくれない限り、病院も行けないと思うんです。そのためには彼に仕事を休んでもらう必要があります。その点、我が家は協力してもらいやすいのですが、かといって週に2回も3回もお休みして面倒見てもらえるわけでもないですし。痛い時にすぐ病院に行かないとさらに悪化するし、痛みが続くと毎日鬱々と過ごすのでMPもどんどん減っていくのです。

 

ということで、産後の痔でメンタル消耗してます。

はい。それでは産後の痔が痛い話のまとめです。

産後の痔は、出産を経験した後によくなるものだそうです。痔に限らず、体のどこかしらが痛くても我慢して過ごすお母さんたちはいっぱいいることでしょう。そんなお母さんたちを代弁して言わせてもらいます。痛いものは痛い!早よ病院行かせろ!

切れ痔もいぼ痔もなるのは仕方ない。痛かったら治せばいい。でも、病院の時間を作るのは難しい。お子サマーを連れて不特定多数が集まる病院に行きたくもない(余計な菌・ウイルスをもらって別の病気にさせたくないでしょ)。そもそも生まれたての赤子、ガンガン外連れ回していい時期じゃない。

風邪などとは異なり、痔は自然治癒が難しいと思います(痔主の経験談)。なので、早く病院に行ってお薬もらいたいんです。必要とあらば、産休・育休中に痔の手術をしちゃってもいい。一生付き合いたくないもの。でも通院ですら時間がとれないのに、入院・手術の時間なんて簡単には作れないよなぁ。

ともかく、まずは早く肛門科に行って、心と肛門サマーの健康を取り戻したいです。産後の痔に悩む世のお母さんたち、ほんとにご苦労様です。

終わり。

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ユッキー

北海道出身の沖縄移住ブロガー。食べ飲み歩きブログ「毎日ビール.jp」や、雑記ブログ「毎日ノンアル.net」を運営中。1匹&1児のカーチャン。2023年からスキルス胃がんサバイバーとして「5年生存率を上げるブログ」を開始。

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