5年生存率を上げるブログ スキルス胃がん闘病記 診断されるまで

紹介先の那覇市立病院での初診と、各種検査。

心にゆとりがない絶望状態のひよこのイラスト

先日、スキルス胃がんで胃全摘したユッキーです。

スキルス胃がん闘病記内の「診断されるまで」では、わたしがスキルス胃がんと診断されるまでの流れを記録していきます。今回は胃カメラから5日後に向かった、紹介先の那覇市立病院での初診や手術に向けた各種検査の様子です。

予約時間に那覇市立病院へ

午前中は普通に仕事で、午後から那覇市立病院での初診。久茂地の県庁前駅からゆいレールに乗り込みます。振り返ると、市立病院前駅で降りることは今まであったでしょうか。

受付を済ませると、外科へと案内されました。てっきり消化器科や胃腸科などに向かうものと思っていたので「えっ、外科!ああ、これは手術確定だなぁ」というのが最初の感想でした。血圧は上126、下71、心拍91。ふだんは上も下も2桁、心拍60くらいなので、全体的に高めです。かなり緊張してる…

待つこと45分。わたしの番号が呼ばれて診察室の中へ。

那覇市立病院での担当はC先生でした。そこで最初に告げられたのは「Aクリニックの紹介状は内科向けだったけれど、いま内科がとても混んでいて、それで外科にきてもらいました」とのことでした。外科にもいろいろあるそうで、C先生は消化器科を得意とされているそうです。

そして「Aクリニックの生検検査の結果はまだ届いていない」とのこと。総合病院では生体検査結果を1週間で出す体制が整っているそうですが、小さなクリニックは外注するしかなく、郵送や検査に時間がかかるようです。

その後、これまでの手術歴や病歴、現在妊娠の可能性、家族のがん歴や他の病状のヒアリングがあり、CT検査の造影剤によるアナフィラキシーのリスク、そして検査による被ばく線量の説明を伺いました。

手術日の仮予約

まだ生検の結果は出ていないものの、手術日予約まで話が至りました。この時、スケジュールを聞くと4月末まで埋まっているそう。我が家のスケジュールと重ねて5月2日で仮予約をしました。4月は何かと忙しい。GWの合間になってしまうけれど、5月2日なら月初だし、月でまとめられる高額医療費の観点でも助かる気がして。

ちなみに、混み合うタイミングだと手術まで2ヶ月待ち、ということもあると聞きました。手術を待っている間に病状が悪化したりしないんだろうか… ちょっと不安になりました。

血液検査と尿検査

待ち合いにいると看護師にそのまま検査に入るといわれました。どうやら血液検査・尿検査・CT検査を行う必要があるとのこと。

採血部門を訪れると、その場で6〜7本ほど血を抜かれました。採血担当の方に左右の血管を見せると、柔らかな口調で「両方とも上等ですね」と褒められ、鬱々とした気持ちが少しだけ軽くなったのを覚えています。その後、尿検査も済ませました。

CT検査は当日はできず、最短で2日後に空きがあると言います。そこで予約を入れました。

再度の診察

血液検査の項目のうち、即日わかる結果を教えてもらえるというので、1時間ほど待機。結果としては、即日わかる項目については一切問題なし。それを聞いて驚き、つい「えっ、ほんとですか?もうわたしは死ぬのかと思ってました」と口から飛び出しました。これが本音だったんですよね。

ただ、わたしが疑われるがんのタイプ(スキルス胃がん)は、血液検査では結果が出ることがないそう。わかりにくいのが特徴です。CT検査では胃の壁の厚さや他臓器への転移状況の確認ができそうですが、それでスキルス胃がんかどうか確定はできません。いずれにしても生検結果を待たねばならないそうです。結果が出るまでは「普段とおりの生活で良い」とC先生に言われたので、好きなものを食べて好きなものを飲むとします。

この日はここで終了。

2日後、CT検査

2日後の朝イチ、予約したCT検査を受けに那覇市立病院へ向かいました。着替えて検査室に入り、検査台に横になります。胃を膨らませるため、紙コップで水を2杯。そのまま横たわってCTを撮りました。その後、造影剤を流し込んで、CTを追加。

造影剤を流し込むと体がポカポカするんですよね。これ、不思議だなと思いました。女の人は腰回りが暖かくなり、まるでおもらしをしたかのようだとか。実際、わたしは胸から腰回りが一瞬でぶわっと温かくなり、確かにおもらしした感がありました。

造影剤の影響は特になく、アナフィラキシーもせずに無事に検査終了。お腹が痛くなることも、体調がおかしくなることもなく、午後は普通に業務にあたりました。

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ユッキー

北海道出身の沖縄移住ブロガー。食べ飲み歩きブログ「毎日ビール.jp」や、雑記ブログ「毎日ノンアル.net」を運営中。1匹&1児のカーチャン。2023年からスキルス胃がんサバイバーとして「5年生存率を上げるブログ」を開始。

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