先日、スキルス胃がんで胃全摘したユッキーです。
スキルス胃がん闘病記内の「転院と入院準備」では、スキルス胃がんと診断されてから入院準備までの様子を紹介します。今回はドタバタな通院や検査に影響されず、予定通り出発できた「神様からのボーナスタイム」に触れてみます。
「神運」と思える隙間が生じた
4月11日の転院・初診から、12・13日は友愛医療センターでの連日の検査とお仕事でドッタバタ。翌週17日も友愛医療センターへ行く予定があり、19日から入院で20日に手術というスケジュールでした。初診から入院までの間、病院を訪れなかったのは、14・15・16・18日だけです。
実は、4月14〜16日にヘビメタ遠征する予定を組んでいました。ライブチケットも航空券・ホテルももちろん手配済みです。でも入院手術を控え、そちらを優先するならヘビメタ遠征は無理だな、と思っていました。でも、病院側から提示された日程と、わたしのヘビメタ遠征の日程、見事にズレてくれました。これは神運と言っても過言ではないのでは!
この状況だからこそ遠征すべし!と思った
なぜわたしがお腹に病巣を抱えたまま飛んだのか、一応書いておこうと思います。
- この先、自由に生きられる保証がないから
- 会いたい人に会っておくことが、この先のわたしの原動力になると思ったから
- 海外のビール友達が来日すると聞いて、アメリカンパワーをもらいたかったから
- 次がないかもしれないので、友達と写真を撮っておきたかったから
- 音楽の力(および萌え)でパワーチャージしたかったから
いろんな考えがあるので、わたしがスキルス胃がん手術直前に遠征したことを、万人に理解してもらいたいとは思ってません。わたし的には後悔したくない生き方のひとつの選択だと思っていて、これを読んでる方にも「まあアイツならやりかねんな」くらいの気持ちで読んでもらえればと思います。
結果的に、神様からのボーナスタイムはめちゃくちゃサイコー!!!でした。たぶん胃がん治ったと思う。(治ってない)
勇気を出して連絡した金谷さん
今回の遠征で、元Google金谷さんにご連絡しました。これまでの配信やSNSの様子から、わたしは金谷さんに大きく影響を受けている部分があります。そこで都合が合えばお時間をいただけないかと相談してみました。ダメモトで連絡したにも関わらず、金谷さんはOKをくださいました。お忙しいところお時間いただき、本当に感謝しています。
金谷さんにDMを送る際、「胃がんで一度死んだと思って、勇気を出して連絡してみよう」と思いました。内弁慶で外に対して遠慮がちなわたしは一度死んだものとして、好きなこと楽しいことをやるために前に進める人間になりたかったのです。
金谷さんはいつもわたしに成長のチャンスを与えてくれる、そんな存在です。病気になってもならなくても、残りどれくらい生きられるかわかりません。なので、これからもちょっとの勇気で不可能を可能にしていければと思います。
ビール仲間たちとの再会
上京期間中、ちょうどタイミングよくビールイベントがあると知りました。さらにはアメリカからビール友達が来日することも!こんなチャンス、二度とないよ〜!ビールイベント行く行く〜!
コロナでビールイベントに参加することもなくなっていたし、さらには東京のクラフトビール好きの精鋭たちが集まっているかのような場です。ほんとに楽しかったなぁ。思いもよらない人に声をかけてもらったり、ブルワーさんとの交流にもワクワクしました。
元同僚のビール好きにも来てもらって、3年ぶりの再会も嬉しかったなー。みんなとワイワイ楽しめたからたぶん胃がん治ったな。ホップには抗菌作用があるっていうしさ。(治ってない)
最高のライブ2days!!! ライブ仲間との参戦
川崎のクラブチッタで2daysのライブが行われました。推しのSEX MACHINEGUNS25周年記念イベントです。これについては長ったらしいライブレポも書いたので、こちらでは省略。楽しすぎてはしゃぎまくったけど、体は全然疲れなかったんですよね。もう1試合イケちゃうくらい元気でした。
この体力余ってるくらい元気な様子からも、スキルス胃がんにはそれらしき兆候がないのだなと思いました。ほんとヤッケーな病ですね…
空港まで来てくれたNちゃん
最終日、蒲田で合流し羽田空港まで見送ってくれたNちゃん。一緒にごはんを食べて、KQ線で移動して、鬼滅ジェットの出発を見送るまでずっとお話できてよかったです。楽しいことにチャレンジするのはとてもよいことだし、すごい楽しそうなことをしているから、どうか引き続き楽しくやっていってほしいものです。