骨折102日目
13回目のリハビリ。
助けて、理学療法士!
前回のリハビリ直後から腰と太腿に痛みが走るようになった。この日、いつもの担当の理学療法士Aさんに会ってすぐ「腰と右太腿が痛い、助けて」と依頼。どの動作で痛くなるか説明する。こういう患者側からのコミュニケーションはほんとに大事なことだと思う。
セキチュウキリツキン
腰の痛みは「前から腰痛くないですか?って確認してましたけど、覚えてないですか?」と。うん、覚えてないねぇ。聞くと、足が悪くなると腰も痛くなりやすいとのこと。歩く時に足と連動して使う筋肉があって、そこが痛いと即特定。筋肉の名前を聞くと「脊柱起立筋」との回答。PCではすぐ漢字変換できるけれど、この時の私の脳内ではセキチュウキリツキンとカタカナ表記されていたのであった。
150日ルールを意識しだす
短期間でリハビリを入れまくるのは、リハビリ150日ルールがあるから。残すところ50日を切ってもまだ爪先立ち・片足ジャンプができない。運動機能はいつか戻るかもしれないし、もしかするともう戻らないかもしれない。これができるかできないかで、私の人生は大きく変わる。咄嗟に走れないとなると育児の面でも対応を変えなければならないだろうし、歩くと痛いなら旅先でウロウロと10kmも歩けなくなるからだ。ここまでリハビリで改善してきた感がとても強く、150日ルールを超えてしまった後の不安がつきまとい始める。
浮腫の改善傾向
この日のリハビリあたりから「浮腫みがなくてマッサージしやすい」と言われるようになった。自宅では何もしてないので、リハビリと自然の回復力によるものだろう。
骨折104日目
14回目のリハビリ。
「代理ならいいか」
この日は担当作業療法士の予約がいっぱいだったので、代理の作業療法士を予約していた。筋トレ中、担当が私に気付き「(今日の担当と)変わりますね」と声かけてくれたのだけど、「いつもの代理さんなので大丈夫ですよー」というと「代理ならいいか」と。なるほど、いいんだ。笑
代理さんの謝罪
担当代理の理学療法士Bさんに「腰痛くなっちゃいましたか!すみません、僕、言い過ぎましたね」と謝られるも、いやそれは違う大丈夫と。腰が痛いのは代理理学療法士のせいではなく、むしろ歩き方の指導をしてくれて、わたしはありがたいと思っているのです。「人間の体って不思議だね、どこかよくなると別のところが悪くなる、そうやってバランス取ってるんだねー」と伝えました。
理学療法士の得意・不得意
担当代理の理学療法士Bさんのマッサージを受けている時、ひとつの質問をしてみた。「理学療法士にも得意分野、不得意分野ってあるんですか?」というものだ。ネット関連の仕事をしていても幅は広いし、その中でも得意分野・不得意分野が人それぞれあると思う。例えばわたしはIT系で働いているけれど、コンテンツ寄りの話は理解できるがシステム系はさっぱりわからない。そういう事例を出しつつ、理学療法の世界にもそういう得意・不得意はあるのか?と質問をしてみたのだ。
ここから代理理学療法士の話が止まらなかった。とても面白かった。足・脚が得意。仕事として上半身も担当するけれど知識はアップデートできても探究したいのは下半身だそうだ。理由は運動(マラソン・自転車)が趣味だから、それにまつわる部分だと探究したくなるとのこと。わかる。
代理さんの人柄と今後のこと
そこから話が飛躍しマラソンを走るために県内だけでなく県外・海外にも出かけているだとか、名護のおいしいピザの話だとか、マラソン後数時間でスカイダイビングした話だとか、いろいろ伺った。そして自転車で日本一周や世界一周もしたいそうだ。歳を取るとこういう若者を応援したくなるのは世の常なのか、つい「北海道行く時、グルメな友人を紹介するよ」と確証もないのに口からポッと出してしまった。でも大丈夫、アテはある。
ただ、日本一周や世界一周するなら、この病院は辞めることになるだろう。それは惜しい。通院している整形外科は設備環境・福利厚生ともに悪くなさそうな気がする。担当の理学療法士Aさんにも「有給は取りやすい」と聞いたことがあるので、そう言う面でも働きやすいのではと思う。他人の人生まで心配する余裕はないけれど、わたしができるのはいつかこの人が日本一周する時、北の大地でおいしいものを食べてもらえるよう友人界隈に働きかけることくらい。もし本当に必要があれば、押し付けない程度に紹介したい。
良い話を聞かせてもらったリハビリでした。
骨折108日目
15回目のリハビリ。
筋トレの新メニュー追加
筋トレにひとつ新しいマシンが加わる。レッグプレスだ。太腿に効果がでるよう片足で50kg。怪我をしていない右足は楽勝なのに、左はキツい。筋力がなさすぎて足がプルプルしまくる。。
脹脛サポートのテーピングがいい!
この日のテービングがとても楽だった。脹脛をサポートするようなテーピングで、アキレス腱部分でクロスしたものだった。最初はわかりにくかったけれど、リハビリ後に駐車場まで歩いたり、家の中を歩いたりの間に「これはかなりいいぞ」と気付く。
続く。