先日の検診で、病院からは「まだ生まれない」「もっと動いて子宮を刺激しなさい」と言われたので、ヘビメタ遠征しにコザへやってきてます。まあ、先生に背中を押されるだーいーぶー前から予定は組んでおりましたけれども。
あたしには長年追っかけをしているバンドがおりまして。沖縄移住と共に彼らを見る機会はめっこり減ったわけなんですが。でも、縁あってコザによく来てくれるんですよね。これが本気でありがたい。沖縄移住とともに彼らの音楽から離れてしまうことになり、途方に暮れかけていたわけですが、なんとも不思議な縁のおかげで、年に数回はこうしてヘビメタを見に行くことができているんです。ありがたい。ほんとにありがたい。
しかしながら、こんな身重な状態です。妊娠前のようにヘドバンもできないでしょうし、キャイキャイはしゃぐこともぴょこぴょこ飛び跳ねることもできないでしょう。ヘドバンもはしゃぐのも意外と腹筋使うんですよ。なもんで妊娠中に暴れようとすると、腹筋に力が入る→お腹(子宮)が張る→安静、となります。つまり、お腹の張りが気になって、妊娠前のようにヒャッハーできません。これがなんとも歯がゆくもあり、しかしあの場にいられるだけで幸せだとも思える...
そもそも妊婦がライブを見に行くと言うと、いろんな人に止められます。「大丈夫?」とか「危ないから!」とか。世間一般的にヘビメタのライブってどんだけ危険だと思われてるんだろうか。見に行くバンドはモッシュとかダイブがないし、お客さん側も年齢行ってるからそんなに激しくないんです。ただただヘドバンしてるだけっつー感じで。それにヘビメタ妊婦、先に書いた通りお腹の張りが気になって暴れられないから全然平気です。突っ立ってるだけなら全く辛くないし、貧血でしんどかったら座るって判断もできます。そもそも座るだけでお腹に負担がかかるから、立ってる方が楽だったりするんだけどな。そーゆーのも含めてその時その時の判断でなんとかします。だから普段のライブよりむしろ安全だし、ライブハウスではタバコの煙がちょっと気になる程度ですってば。
あたしはモヤシのような人間なので、ヘビメタが必要なのです。軟弱な身体には棘と鎖が必要なのです。出会ってから15〜6年、心が折れがちなあたいは、彼らの音楽に何度助けられたことか。今回のライブはお産前最後の重低音ですから、しっかり目に焼き付けて帰ろうと思っています。きっと彼らのおかげでしっかりお子さんも産めるはず。もし会場で破水とか産気づいちゃったら、将来はメタルモンスターになるであろう... フハハハハ!(デーモン閣下のテイで)
あー、できることならば、お産の最中も好きなヘビメタ曲を流してほしいんだけど、そういうリクエストには応じてもらえるんだろうか。可能かどうか、今後の検診の時に聞くだけ聞いてみようっと。そんな感じのヘビメタ遠征。当面行けなくなると思うので、しかとあんサマーを見てこようと思います。