先日、スキルス胃がんで胃全摘したユッキーです。
胃無しめし内の「胃全摘術後の入院食」では、胃を全て取ってしまう胃全摘術後の入院食を振り返ります。今回は術後12日目から始まった、友愛医療センターでの普通食について。お粥ではない普通の水分量で炊いたごはんのおいしさに感動です。
胃全摘後に食べた普通食
術後12日目から普通食に食上げとなりました。普通食というのは病院で提供している普通の食事のことです。ごはんの炊き方は普通の水分量、易消化ではありますがおかず類も比較的普通っぽい感じ。退院に向けた食事が始まったな、という印象を持ちました。
そもそも胃全摘の手術からたった12日で普通のごはんが食べられるなんて思ってもいなかったので、「大いなるチャレンジだな」と思ったし、実際に食べながら自分の体と調整していく必要性も感じました。
術後12日目(昼・夜)
昼ごはん
ほぼ2週間ぶりの普通のごはん。米のむっちりとした食感、噛み締めるたび増す甘み。めちゃくちゃウマい!日本人でよかった!ジャポニカ米万歳!!そんな気持ちになりました。小松菜のスープもおいしいし、オイスター炒めも味が濃くて美味。
・小松菜の清汁
・豚肉とピーマンのオイスター炒め1/2
・大根と豆腐の味噌煮1/2
・果物B
・ごはん100g
15時間食
・プロッカ
・豆乳
夜ごはん
昼ごはんを完食した後、なんとなく胃(はもうないので実際は胃があった付近)が痛い気がしてきました。張ってはいないけど、なんか無理してるような…。気がする=確信ではないので、夜ごはんも普通に完食。魚の煮付けがウマくて最高です。
・ゆし豆腐のみそ汁
・魚煮つけ(ホキ)
・レタスの卵とじ1/2
・南瓜にもの1/2
・ごはん100g
術後13日目(朝・昼・夜)
朝ごはん
前日からの胃(のあった付近)の痛みが引き続くので、ごはんを1/3ほど残しました。無理する必要はないし、ツラかったらお粥に戻すことも厭いません。慣らし運転期間ですから焦らず、じっくりと取り組みます。
・白菜のみそ汁
・卵豆腐1/2
・ほうれん草の煮浸し1/2
・かつおみそ
・牛乳
・ごはん100g
10時間食
・豆乳
昼ごはん
やっぱりごはんを受け止める腸のあたりが痛い気がする。ゆっくり食べて、量も控えめに。
・キャベツのみそ汁
・鶏もも照焼1/2
・添えジャガイモソテー1/2
・冬瓜のそぼろあんかけ1/2
・フルーツ寄せ1/2
・ごはん100g
15時間食
・メイバランス
夜ごはん
夜ごはんを食べていると、半分ほど食べ進めたあたりで差し込むような痛み。これは食べるのをやめた方がいいのか、どうしたものか。結局おかずは食べ切り、ごはんを残して終了。食後30分ほど休憩するとお腹の痛みも和らぎました。
・卵スープ
・八宝菜(鶏)1/2
・きんぴら大根1/2
・菜の花炒め(花カツオ)1/2
・ごはん100g
術後14日目(朝)
朝ごはん
かなり時間をかけてゆっくり食べました。40分ほど。その上でごはんと汁物を残しました。外科の朝回診に来てくれた先生にも相談したところ「量が多くて痛いのかも」とのことなので、やっぱり少し控えめに食べていこうと思います。
・ナスのみそ汁
・ひき肉入りオムレツ風1/2
・冬瓜の煮物1/2
・かつおみそ
・牛乳
・ごはん100g
胃を切除しても普通食は食べられる!
食べている途中で胃(というか小腸)が痛くなるようなこともありましたが、ひとまずは普通に炊いたごはんを食べることができました。
普通のごはんはおいしいけれど、お粥の時に感じなかった痛みが出るということは腸に負担がかかっているということでしょう。まだ慣らし期間なので無理はせず、お腹と相談しつつ、時間をかけて食事を進めようと思いました。
ふつうに炊いたごはんがNGではなく、「食べる量によってお腹に痛みが出るのかも」という外科医の先生のアドバイスをもとに、退院後の食事も調整していきたいと思います。